ご覧いただきありがとうございます
ここは私(みどペン)が、
「育て辛っ!」と思う息子たちや、
「クセ強っ!」と思う夫と、
なんとか明るく楽しく穏やかに過ごすことを目指して
あれこれやってみたり、やらなかったりする様子を、
書いてみたり、書かなかったりするブログです。
お時間とお気持ちの許す限りお楽しみください。
『銀河鉄道999』と私
松本零士さんが亡くなられたそうで。
♪メーテル またひとつ 星が消えるよ
と、まずはささきいさおvoiceで『銀河鉄道999』のエンディングで偲びたいと思います。
というわけで(?)NETFLIXで映画版の『銀河鉄道999』がピックアップされてきたので(?)なんとなーく再生。
途中一時停止して…2回に分けて鑑賞しました。
今回はその辺の話を記録したく。
☆☆☆☆☆ネタバレあります☆☆☆☆☆
私と『銀河鉄道999』は…ドンピシャ世代…というには…ちょっと私、若すぎたと思います。
映画第1作の公開が1979年なので…
私はその頃幼稚園にも行ってないようなお年頃。(年がバレるな^^;)
でも、テレビシリーズはガッツリ見てて、お絵描きでメーテルの絵もたくさん描いてた記憶。
横のまつ毛をながーくね!
なので、長年『銀河鉄道999』の本質は「999に乗り遅れそうなる鉄郎にハラハラする作品」だと、それでいいと思ってました。
昭和の人が遅刻に敏感なのはこの影響もあるのでは?(←昭和の人が遅刻に敏感かどうかも含めて超個人的なの考えです^^;)
「決まった時刻に遅れるととんでもなく大変なことになる」と幼少期に刷り込まれているというww
でも、毎回なんとかなってたからなぁ…
あのハラハラと安堵感と…
好きだったなぁ…
でも、現実は…
遅刻ばっかりしてると学校をクビになるぞー^^;
とね。
現実の厳しさをね…子供を高校生になるまで育ててみてやっとわかるという…TT
漫画のようなギリギリセーフは…やっぱりほとんどファンタジーなんだなー…とか?
話が逸れる~^^;
とにかく私は映画版第一作となる1979年公開の『銀河鉄道999』をリビングで見始めたのです。
すると、丁度長男がリビングにやってきたので、
「おう!これ見ようよ~『銀河鉄道999』だよ。ママが子供の頃のSF作品!面白いから~!メーテルまつ毛長いから~!」って。
若干いやいやながらも、冒頭描き出される世界観に長男もしばし圧倒されてる風…
っていうか…
これ、『サイバーパンクエッジランナーズ』と世界観似てる?
いや、向こうが似てる?
(松本作品に関しては…この辺りの話題はデリケートな問題だと認識してるので深くは追求しないけども^^;)
うーん!
音楽の感じとか全然違うけど…
それぞれがそれぞれの異世界みたいで…面白くない??
という私の感想を長男もある程度受け入れ…30分くらいは一緒に見てたかも。
続きも一緒に見たかったけど…逃げられた^^;
ま、いいや。
↓『サイバーパンク エッジランナーズ』を見てた時の話
「サイバーパンクエッジランナーズ」を母親目線…いや私目線で見た話 (ネタバレあります)
続きを見る
そうこうしているうちに、夫もリビングへ。
「何それ?」
「999だよ。」
「は?鉄郎顔違うじゃん。」
ズバン!と^^;
「え?いや、映画だからみんなおめかししてる感じなんじゃない?」
確かに…TV版よりイケメン化してるね~。
鉄郎とメーテルの間にあるものは…正直今でも「何愛」なのかわかんないんだけど…
それが男女の愛だというのなら…テレビ版よりは違和感ないかも???
とにかく!そんなことはとりあえずどうでもよくって、結局「『銀河鉄道999』って最初どうだったんだっけ?最後どうなるんだっけ?」の答えを求めて私は鑑賞を続けました。
映画版の濃さ!
結果としては上記の疑問に結構しっかり答え出してくれてました。
なるほどー。
(色々パターンはあるようですが!)
知りたかった、始まりと、終わりと、TV版で言ったら…神回みたいなエピソードばかりを集めたような?構成…
今の私には丁度でしたわ~。
細かくネタバレ...というより、印象的なシーンのピックで。
・トチロー!!!!
鉄郎の帽子と…なんか、マント?と銃といういでたち…あれは…トチロー母が鉄郎に託したものだったというエピソード。
トチローも機械の世界(?)反対派の活動家的なキャラ。
こんなやついたなぁ…(←他の作品とごっちゃになってるかもだけど…分からんもん^^;)
って、本人登場までは「なつかしいな~」くらいで見てたんだけど…
いざ、トチロー本人登場で…
おおお!!!この声は!!!
富山敬さんじゃないか!!!!
これは…ヤバイ…(←『銀河英雄伝説』でヤン・ウェンリーが最も好きな人)
トチローのキャラにハマりすぎてる…
一瞬映画の流れを忘れてしまうほど亡き富山さんに思いを馳せてしまいました^^;
・車掌さん
車掌さんも健在でしたね~
私、このキャラを模した役を演じた過去がありまして^^;
他人とは思えない感じで…青春の1ページまでよみがえってくるという^^;
・エメラルダス
…私、気を抜くとこのキャラのことを
「エスメラルダ」
って脳内で思ってしまうという^^;
「エメラルダス」
「エメラルダス」
「エメラルダス」
よし!もう間違わない。
多分。
しかし、この人…メーテルと姉妹って…そんな話…あった???
ただ、トチローを愛するのはよいね~
トチローはいい人だ~
・機械人間
「頭を狙えばいい」
ということで…
はい。
VALORANTも999から着想してるんですかね?^^;
「鉄郎!ヘッショ!ヘッショ!」
ってなってる自分がいるというカオス…
KAY/Oとか…機械人間チックじゃない??
↓VALORANTに入れ込んでる話はこの辺
事情とルールをよく知らないままeスポ中継を見た話(2023 VCT LOCK//IN)
続きを見る
・銃!
中盤で機械伯爵という母親の仇と鉄郎が対決するシーンがあるのですが…
「機械人間を倒せる銃」という触れ込みの銃…
なんか、ガラスみたいなバリアに弾かれてる~
しかも、機械伯爵が持ってる銃はそのバリアを内側からなんなく通過して鉄郎たちに当たってるじゃん?
これ、むっちゃ不公平~!
KAY/Oナーフしなきゃよ!(←違う!)
物語のラスト…号泣TT
そんなこんなで様々な雑念を乗り越えて、メーテルの謎等も解けて…
ラストの「鉄郎とメーテルの別れ」
ここは…なんだか知らないけど、途中から涙があふれて止まりませんでした。
なんだったんだろう?
これまで感じたことのない感情での「泣き」だった気がするのです。
確かに、「別れ」は辛いからね~
メーテルが鉄郎に…
手でも振るのかと思ったら…
振れないし、手を挙げて挨拶するでもないし…
やってたのは頬のあたりに手を置いて…髪を耳にかけるような動き…だけ。
しかも3回くらい。
当時の技術的な問題か予算的な問題か納期的な問題かで同じシーン使いまわしみたいな感じではあったけど…
あれは…メーテルの名残おしさを…狙って表現してたのかなぁ…
だとしたらすごいなぁ…
鉄郎に明るくバイバイも、またね!もできないメーテル…
映画だけの付き合いだと…2時間弱の話だけど…
そこはテレビシリーズを見てた者としての…鉄郎とメーテルの長い旅の出来事も補完されてさぁ…
今、万感の思いを込めて…
ってナレーション入ると…
いや、そりゃ、感極まるって!
あとね、多分、私に刺さったのって…
松本零士さんの少年…若者に対するどストレートなエール?
限りある命だからこそ精一杯生きろ
的な?
そういうの…なんだか素直に受け止めてしまったのかなぁ…
過ぎ去ってしまった過去とかを思い出してしまったのかなぁ…
メーテルほどではないかもしらんけど…それなりに長く生きてきたよなぁ…みたいな?
我が家の子供たちのことを思い出してしまったのかなぁ…
とにかく、結構フツーに号泣しちゃいました^^;
いやーーーーー、実は色々裁判沙汰になってた頃、松本零士さんへの個人的な評価はがっかり寄りだったんだけど…
そこだけで評価するのは失礼だったと反省してます。
関連作品…もっと見たいなぁ。
…で、これ、見終わったの朝だったんだけど…
その後で子供たちを起こさなきゃいけないというタイミングだったわけで…^^;
なかなか起きない子供たち(特に長男!)にいつもより切れ気味だった私^^;
「遅刻するよ!!999に乗れないと大変なことになるんだよ!!!」
って。
相変わらずの謎母ぶり…
ま、いっか。
『999』と聞いて「懐かしい!」と思う方、今見てみると、結構新たな発見があるかもです。
松本零士さん。
素晴らしい作品をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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