こんな方にお勧め
- キャンピングカーに興味のある方
- 「隣のキャンピングカーライフを覗きたい!」というノリでお気軽にどうぞ!
この記事を書いているのは
- これまで2台のキャンピングカーを乗り継いできた夫の妻
- キャンピングカーと過ごしているのは…なにげにもうすぐ20年…
- そろそろ次の車を…と思い始めて…もう何年??
- ほぼ毎年夏の北海道を巡っています
※各情報は2023年8月時点のものです。
「大雪山のロープウェイ乗りたい」
地図が変わります。
8月15日の話。
正直…ここから先…結構トラブルの連続…というか、気持ちが千々に乱れて…
今回の北海道旅、なんだかんだで積丹でウニ食べた日が一番幸せだったんじゃないか…とか^^;
「まーーーー、人生いろいろだな」
という前置きをしつつ…
更に、前置きします。
旅への期待
北海道に行くにあたって、家族それぞれそれなりの希望はあると思うのです。
次男は「うしおでマグロ丼食べたい」だったり、
夫は「とりあえず北海道で涼しい夏を過ごしたい」だったり、
長男は「たまには温泉もいいかな。うまい飯もそこそこ食べられるんでしょ?」だったり??
そんなフワフワした北海道も良いですが!
いや、そんなんじゃマンネリ化しちゃう!
私たちの知らない北海道の魅力を!!
…って、そこまで力が入ってたわけじゃないのですが、
さすがに出かける前に
「今回はどっか行ってみたいとこある?」
という確認はし合うんです。
で、今回私がひねり出したのが
「大雪山にロープウェイがあるはず」
…と…
今となってはこれも「ざっくりしてたなー^^;」って思うのですが、とにかく私は
「大雪山のロープウェイに乗りたい」
って言ってたんです。
なぜかというと…
昨年から山の遭難系動画にはまっておりまして…
(「失敗から学ぶ」系の話に昔から魅力を感じがちで、丁度マイブームとして山岳遭難の話…みたいな感じでした。あんまり胸張って言える趣味(?)ではないですが…これからの話の流れ上、私は「山岳遭難動画にハマってる人間」ということで…)
とにかく、大雪山の話もチョコチョコ聞いていたのです。
基本的に聞き流しなので、地図とかはびっくりするほど把握せずに「大雪山」「ロープウェイ」「金庫岩」「ニセ金庫岩」「SOS」とか、そういうワードだけ頭に残ってる感じで…
「いろいろな危険もあるが、多くの人を魅了する山である」
と
「途中まではロープウェイで行けるらしい」
と
「ロープウェイの駅周辺ならお気楽に見て回れるらしい」
そのくらいのざっくり感での
「大雪山のロープウェイに乗りたい」
でした。
すると、すぐさま
「大雪山ってロープウェイ2か所あるんだけど?」
という夫からのツッコミ^^;
すみません。
「旭岳」の方で^^;
なんだかこの辺りから私の甘さが露呈してる感じですが…
そのくらいのすり合わせで旅は始まってました。
※大雪山のロープウェイというと旭岳の方と黒岳(層雲峡)の方と二つあるのです。
SOS遭難事件とかで有名なのは旭岳の方なのです。
大雪山旭岳ロープウェイ前日
トロッコ王国に行った日ですね。
その時点で旅は中だるみ…というか、あまり今後の行程を明確に考えておらず^^;
私としては夫に対して
「(砂金採り、もういいのかな?)」
「(旭岳ロープウェイのこと覚えてるかな?)」
と、思ってるだけでちゃんと言葉にしてない…みたいな。
夫も明日はどうしようこうしようも言ってこないし...
トロッコに乗った時点で満足が一区切りついてるというのもあったかもですが…
いや、しかし、
さすがに
「(ロープウェイ行くなら明日くらいじゃない?)」
というのは分かるわけで…
(旭岳は北海道の真ん中くらいにあって、今私たちは内陸に攻め込んできたわけで…)
自分としては今回は、このロープウェイは外せないイベントだと思ってたので、意を決して(?)
「ロープウェイはいつ?私、今回の旅では旭岳のロープウェイ乗りたいんだけど?」
と。
なぜか挑戦的に^^;
だって、「妻の楽しみもう少し尊重してくれてもよくない?」みたいなこと、こんな私でも思いますから^^;
急に夫婦間のビミョーな話になって申し訳ないのですが^^
基本的に夫も
「自分に興味ないことには熱が入らない」
なので^^;
気乗りしてないのはすぐわかりましたww
おそらく、下調べをした結果、コスパが悪いと踏んでいたのでしょう。
ま、夫からすれば思い入れも何もないでしょうから。
「行くんなら行くよ」
みたいな^^;
いや、行くよ!
楽しみにしてたんだもん。
実家の親にも
「今回はロープウェイ乗るんだ♪」
って言って出てきてんだよ。
というわけで、多少ギクシャクした感は出たのですが、
行くんです。
旭岳ロープウェイに行くんですったらw
ここで、私が強い意志を持たないと、
なんなら
「旭山動物園の猿見に行く?」
に流れる可能性もアリアリでしたから。
(P泊地の大雪湧水公園と旭山動物園は20kmも離れていない距離。朝一で動物園を攻めるならおすすめの場所です。)
旭山動物園のサルコーナー他、それはそれで大好きなんですけど、でも!
大雪山旭岳ロープウェイ当日
そんなことを踏まえつつ…の大雪湧水公園での朝。
前日にセコマで仕入れていたパン類(「たっぷりたまごロール」含む)で朝食を済ませ、
「出発前にトイレも済ませておきましょう」
と。
(↓トイレとかきれいに管理されてますよ)
で、ここで、事故発生。
「長男、数センチの段差にけっつまづいて(?)足に負傷」
どうしたらそうなるの?
というくらい、派手な突き指をした様子。
元々痛みに異常に弱い面もある長男…
そこを差し引いても…
まー、痛いは痛そう^^;
っていうか…
えええぇえ?
今から、
みんなでトレッキングシューズ履いて、
北海道で一番高い山(の麓)を
ハイキングに行くんだったんだよ~~~!!!
ああ、浜頓別で靴がなくなってなければ、普段靴派の長男はこんな朝のちょこっとしたトイレも靴で行ってたのに…
あの辺のアンラッキーを引きずってたのか??
まーーー、色々な思いが錯綜しました^^;
え?
ロープウェイ中止?
でも、動物園とかに行っても結局歩けなくない?
え?
うそ?
骨折とかまでしてる?
むしろ病院探し?
え?
人って駐車場の段差で骨折するの?
いやーーーー
ね?
どうする?
と。
…
…
…
とりあえず、冷やしつつ、
ロープウェイのところまで移動して、様子を見よう。
と。
大雪山旭岳ロープウェイ
そんな状況の中たどり着いた大雪山旭岳ロープウェイの駐車場。
キャンピングカーだと普通車料金でとめられませんでした。
2000円だったかな?
夫、こういうのも結構嫌がるのです。(まー、そりゃそうだなのですが…)
みんな更にピリピリ感が増す感じでした。
しかし、駐車料金払っちゃったので、
「私は一人でもロープウェイ乗るよ!」
くらいの気持ちで、プリプリしながら準備。(←これ、今回の旅の反省点…トップクラス)
※これを今書いているときに調べて気づいたのですが、登山者用の無料駐車場なるものが近くにあるらしいですね…
ノーマークでした。
夫の関心の無さの表れというか、自分の甘さの表れというか…
普段並みの連携が取れていれば、絶対「無料駐車場が空いてないか」から見てみるはずなのでしたが…
まー、長男の負傷もあり…普段な空気じゃなかったですしね…
あーあ。
きっと、登山のハイシーズンだったから満車だったに違いない…
そう信じて生きていく...w
長男は結局負傷箇所が腫れてきて…
「ロープウェイの上の駅の椅子みたいなとこに座るだけでも、行かない?」
と、必死に誘うも気乗りしない様子だったので、車中にお留守番確定。
水分と、食べ物と、多分そんなに車内が暑くなることはないと思うけど、ヤバそうなときはロープウェイの下の駅までは這ってでも行け、上の方から電波通じるかわかんないけど、LINEとか送った時にはすぐ反応するように、と。
そんなことを言い残し…
夫、次男、私の3人はロープウェイの駅へ。
まー、しかし、ここのロープウェイ…確かに高いのです。
繁忙期だったので、大人一人往復3200円!!
これは…高級な北海道の観光地価格…
確かに我々のいつものアクティビティーからするとちょっと違う感^^;
夫、
「こんなとこ二度と来ねえ!」
って、ナチュラルに言いました。
ここで、私の中の何かが崩壊。
まだ行ってもいないのに、なんだその言い方?
今回長男はおそらくお留守番になるから、もしすんごくいい場所だったらまた長男も連れて行きたいと思うかもしれないじゃん!
「二度と来ねえ」ってなんだよ!!!
とか?
まー、とにかく、人の楽しみを尊重する姿勢は…無い。
無いんです。
邪魔はしないけど、あえて持ち上げたりは、決して。
「事実、高すぎるのには変わりないじゃん」
って、今でも素で思ってるタイプ。
でもさ、1北海道に1回くらいそういうの取り入れたっていいじゃん?
って思うのは贅沢なのか?
なんなら、私は釧路でカヌーに乗ってノロッコ号に手を振るのもいつかの夢として温め続けてるんだぜ!
今回だって私としてはそれなりに思い入れもあるわけだし?(ちょっと歪んだ思い入れかもだけど)
普段夫はそういう人だってのは分かってるので、それでもいいんですけど…
なんだかさすがにこの時は…気持ちが折れちゃって…
「大雪山旭岳ロープウェイの待合で涙を流すおばさん」
と化しましたね^^;
次男、うろたえてました。
ごめんね。
そんなこんなありつつ…
ロープウェイは青空の中、私たち3人を姿見駅駅へ連れて行ってくれました。
大雪山旭岳ロープウェイ~姿見駅周辺散策~
バタバタしてたので姿見駅周辺の散策に対する準備が…結局手薄になりました。
…というか、全員、あんまり気持ちが整ってない感じ^^;
私なんか
「歩くの嫌だったらこの辺で待ってればいいじゃん!」
くらいまでしか気持ち切り替わってなかったので^^;
「だいたい1.7kmのコースが整備されていて、それほどきつくない」はず。
という情報だけは持っていたのです。
この日は視界は開けていて、散策できるだいたいのコース全体も見渡せるくらいの天気でした。
そういう気の緩む要素もあってか…
雑に出発してしまいました。
何が良くなかったかって…
「水持って行くの忘れた」
です。
「山を舐めるな!!」
なのに!
「普段見てる遭難動画で何を学んでいるのだ!!」
です。
散策路の最初の展望所みたいなところで気づいてたんですが…
その時にせめて駅まで戻って買って来ればよかったなー
とか…
うん、やっぱり反省点だなぁ…
ただ、長男も待たせているので、基本的にサッサと回るつもりで、1.7kmならワンチャンノー水分補給でもいけるか…?
と、思うの…
やっぱり良くないわ…
次男が水を欲しがったのは丁度散策路の最奥あたり…
くうぅ…
子供を危険な目に遭わせてしまった…
よくない。
よくない。
ああ、良くなかった。
一応ロープウェイの姿見駅まではバテることなく無事に帰り着いたので、これ以上の大事にはならなかったのですが…
大反省です。
ちなみに、ガチ登山経験者である夫も水のことは忘れてた…というか
「リュックに入ってると思ってた」
って言ってたな。
旭岳…ガチ登山のイメージもあったのか、「念のため」といってトイレットペーパーは詰めてたみたいですが!
まー、我々、ここまで噛み合わないのも珍しい。
2度来るかは分からないけど、一生忘れないとは思います。
肝心の…景色!!
天気、良かったので、一眼レフ持って、色々な煩悩を断ち切るためにシャッターはたくさんきってきました。
長男も無事にしておりました。
こんな気持ちの「旭岳ロープウェイ」になるなんて、誰が予想できただろうか~。
やれやれ!!!
この後、
旭岳原水公園へ寄り道して、「大雪の名水」をいただきました。
水分…大事。
この水はとても美味しかったです。
ただ、「協力金を入れる時にはオーバーアクション気味にするくらいがいいかなぁ」って、考えさせられる感じが…ビミョーではありましたが…
すごく汲みやすく、しっかり整備・維持・管理されてるみたいなので、協力金を支払うこと自体は全然よいのですが…
視線?
視線が…あるということだけは記しておこうかな、と^^;
トワプリ(ゼルダシリーズ「トワイライトプリンセス」)の鳥店主とか、シレンシリーズの店主とかも…強かったよなぁ…と、
多分、あのレベルの感じでした。(個人の感想です。)
温泉スタンドみたいにしちゃうのも、駐車場有料化も…何なら完全無料化も…何か違うな~みたいな感じなのでしょうか。
うーん…難しい話になっちゃいますね。
何度も書きますが、ここで飲むこの水はとても美味しかったです。
いろいろあった、旭岳周辺を離れ、
この後は、美瑛・富良野方面へ向かいます。
(つづく)
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