ふわっと、ザクっと、ダラダラとしたケアンズ旅のレポートです。
「フリーの日、どうする?」問題。
今回のケアンズ旅、3日目はフリーの日でした。
ただ、なんというか、義理家族との旅行というわけで、自ら選んだ旅行先でもなく…
「何する?」
「どうする?」
と出発前に子らに聞いても…なかなか出てこない…
そんな中、頑張って長男がひねり出したのが、
「射撃ができるならしてみたい」
と。
ここで、
「そんな物騒な体験…」
というのは一旦置いておいて、一応web検索。
…
予約できそうなサイトはヒット…
11歳からOKってことは、次男もできるのか…
ホテルまで送迎してくれるっぽいし…
日本人ガイドさんがつくっぽいし…
うーん、じゃあ、3日目はこれにするか~、と。
しかし、カレンダーで予約日付の選択ができず。
これが…1月とか2月の話だったかな?
「もう少し日が近づいたらできるんじゃない?」
と、軽く考えて、放置。
で、出発する週くらいにもう一度見てみたけど、状況変わらず。
「なんか、射撃は無理みたいよ?。3日目はおじーちゃんおばーちゃんたちとテキトーに過ごそうか?ま、一応着いてからホテルの人とかにも聞いてみようかと思ってるけど。」
で、現地入り。
で、1日目のキュランダ。
この日は日本人ガイドさんが付いていたので、タイミングを見て
「射撃ってオプショナルツアーとかではないんですか?」
と、尋ねてみた。
「コロナ以降オフィシャルのやつは無くなっちゃったんですよね~」
と。
正直「オフィシャルのやつ」が何だったのかわからかなったけど^^;それ以上の提案もされなかったので、私の中では一旦終了。
「もそも長男が言い出しっぺなのになんで私がこんなに調べてやらなきゃいけないんだ?」
的な思いもムクムク…
「よし、ホテルに戻ってフロントの人に聞いたら、完全にこの件での私の役目は終わりだ!」
と決意。
一応長男にも「射撃は今やってないってよ」と通達。
1日目は雨の影響で観光鉄道が運休だったのでキュランダからホテルへの帰りはバス。
ふと、車窓から見える「The Australian Armour & Artillery Museum」の文字、と、戦車っぽいヤツ。
「へー、こんなんあるんだ~」
と、その時はそう思ったくらい。
で、ホテルについてフロントの人に聞いて自分の役目を終えるつもりだった私…
…うーん…チェックインしたときはえらく日本語の達者そうな人だったのに…
違う人だわ…ちょっと自信ないから…また後にしようか…と^^;
そうそう、我が家のメンバーは
私も長男も次男も英語に不自由です^^;
それでも…私が一番マシかなぁ?
一応英検2級まで取って、あとは…英語の要る生活してないから…^^;
長男は…英語に力入れてる中高一貫校に入ってたけどね…英語はパッとしてないな^^;
ゲームするときとかにオンラインで使わないこともないっていう感じではあったけど?
次男は…3人の中で一番の洋楽好きなので、歌としてはいい発音で歌うんだけど…多分歌詞の意味分かってない^^;
エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」とかを好んで歌ってたし。
英検5級からなかなかレベルアップしようとしないし。
今回の旅も、
「台湾よりはまだ英語が馴染みあるでしょ?google翻訳先生がいたら大丈夫じゃない?」
で行ってます^^;
(ちなみに台湾の時は「漢字あるからなんとかなるでしょ?」で行ってます^^;)
で、二日目、グリーン島に行った日。
長男も独自に調査はしていたらしく、
「3日目さ、あの戦車の博物館みたいなとこ行ってみない?あそこでももしかしたら射撃できるかもって!」
と。
なるほど。
まだあきらめるのは早かったのか?
というわけで、
今度こそフロントで聞くぞ!と。
この時点で3日目は義理の両親と私たち3人で行動することにしていて、お二人も戦車の博物館に行くことを了承。
なんなら、射撃もするよ、くらいの。
なので、あとは行き方の問題。
その辺をフロントの人に聞こうかな~と。
タクシーホテルまで呼んでもらえたとして、帰りどうすればいいの~?みたいな?
で、グリーン島から帰り着いて、ホテルのフロントを見ると… 明らかに東洋系ではない顔立ちの人…
うーん、しかし、もう明日の話だしな…と腹をくくって
「じゃ、ジャパニーズOK?」から聞いてみた^^;
答えは「NO」^^;
すごく申し訳なさそうな顔させてしまった…
そこからはつたない英語と、googleマップを指さして
「明日、ここに5人、タクシーで行きたい。大丈夫そう?」
ということを聞いてみたつもり^^;
なんとか、
5人だったらビッグなタクシーあるからだいじょぶ。
50ドルくらい。
ビッグなタクシーでもそんなに値段変わらんよ。
帰りもタクシー使えるよ。
的な情報をゲット。
一応google翻訳とかには頼らず、私の魂の英語でやりとりしたよww
今までの海外旅行で一番英語使ったよ^^;
これまでは夫と一緒だったから、その辺全部任せてたんだよね^^;
というわけで、だんだん情報が集まってきて…
3日目もなんとか意味ある行動ができそう。
…っていうか、
「Uber使えるんじゃね?」
と、ここで気づき…
早速インストール。
(バスとか電車を使う気は無し^^;)
Oh!
これは…
国内のタクシーアプリと同様の使い勝手で異国の地でもタクシーが呼べる世界になっていた!!
すごく、優しい世界…
乗車前に行先も、車の大きさも指定できるし、支払いも済ませられる…
日本でも何回か使ったことあるんだけど、
これが海外で使えることがこんなに素敵なことだったなんて!!
で、オーダーしてから2分くらいでやってきたんだけど…
5人とはいえ…義母の車いすが結構スペースをとってね…^^;
3列目シートに次男が車いすと共に押し込まれる形^^;
まー、しゃーない^^;
しばし、がまんしておくれ。
ということで、タクシーはオーストラリア陸上兵器博物館へ向けて出発
行きのタクシー
この時のタクシーの運転手さんは陽気!
柄のシャツっぽいの着てて、気さくに会話も。
「Where are you from?」
くらいから。
義理の父や母は海外旅行の猛者で、英語ペラペラじゃあないと思うのですが、
私なんかよりは会話することには慣れてる感じなんじゃないのかな?
この時は車内のほぼ全員が
「Japan!」
言ってたよw
「日本のどこ?」
くらいまで攻め込まれたので、東京と新潟に分かれている我々はとたんに
「(その辺の事情をどう答えていいか分からない^^;)」
空気になったものの、
長男が
「Ah…I’m from Tokyo...」
とか言って、義父がすかさず
「and Niigata」
とか続けて、
「Oh! Niigata! Sadogashima!」
とかって運転手さんも結構解像度高く日本のことをご存じらしく…
和やかな雰囲気は継続。
「道路に凸凹があるから揺れるよ」
的なことも教えてくれたり、
「ここは植物園だよ。フリーだよ。」
とか、
「これから行く博物館は見るべきものがたくさんあるよ!」
とか、
「そこを見終わったらビーチにいくといいよ。ランチにいいお店がいっぱいだよ」
ということを…
説明してくれた…と思う。
多分^^;
うまいことスマートに返すことはできなんだけど、ヒアリングはまだましなんだよ^^;
そうこうしてるうちに博物館へ到着。
前回海外でタクシー使ったときに目的地のホテルにちょっと遠回りじゃないの?的なことをされたことがあって、不安だったんだけど(その時は夫が違和感を指摘してくれたりしてた)、今回はUberを利用したこともあって、その辺の不安はほぼ無し。
改めてすごい世界になっていることを実感。
チップと高評価つけときました。
オーストラリア陸上兵器博物館
というわけで、博物館へ。
受付…
なかなかの容赦ない英語…
ま、しかし、やることは入場チケット代を払うだけなので^^;
なんとかなりました。
射撃も気になるものの、とにかく中を見て様子みましょう、と。
ここね…すごかった。
戦車、戦車、戦車、戦車、戦車、戦車…
戦車マニアの人いたらどうなっちゃうんだろ?って感じでした。
ドイツとか、ロシアとか、イギリスか、アメリカとか…世界の戦車がコレクションされてるみたいで。
200台くらい?
地雷とか、銃弾とか、そのあたりの展示もあって
ガチモードで見ると、もう、今日は帰れないんじゃないか?という充実した展示でした。
顔出しパネルもあったり、奥には映画で使った装置とか、子供たちの遊び場とかもあります。
↑義理の父、母、次男でパチリ。
これ、私のお気に入りの写真ですw
このあと、義理の父は「こんなに戦車見るの初めてだ…」と言いながら、
まだ義理の母が車いすに戻ってないのに空の車いすをドンドン押しながら夢中で見て回るモードになっちゃってましたw
多分お金を払えばあの戦車とかに乗せてくれるのか?と覗いたところ。
一通り見て回り、
さて、射撃…できるの?
射撃場は地下にあるっぽくて、実際音が聞こえてきたりもしてた。
そこそこお金がかかるので、とりあえず受付に戻って聞いてみようと…
射撃メニューを指さしながら
「Can I try this?」
くらいの切り口で…
やってみたら…
「(や、できるけどさ、あんた英語ちゃんと話せる?)」
みたいなことを…
聞かれてるのは分かるんだけど…
「(や、…私の英語は貧弱です…)」
と、答えるしかなく^^;
(一応英語でね^^;)
「(じゃあ、きびしいかなー?ほら、一応安全にかかわる重要な指示とかわかんないと、あぶねーし。無理です。)」
と^^;
ガーン…
というわけで、少なくとも私は無理判定^^;
一応「こうだった」と長男に報告。
残念そうな顔をしていたので、
「自分でも聞いてくればいいじゃん」
と、行かせてみたw
長男、
「(うまく返せないけど、言ってることは理解できると思う)」的なことを伝えている様子。
だがしかし、
「(流ちょうに返事できないと無理です。安全に関することだからね。ちゃんと理解してるかこっちが分からないから。)」
ごもっとも!
というわけで、長男の
「射撃してみたい」
夢、ここに潰える^^;
しかも、このあと、
「(じゃあ、外の乗せてくれるヤツは?)」
と聞いたところ
「(地面がぬかるんでるから運休だよ)」
と。
ここで、
「(あ、多分、これ、最初にチケット買ったとき説明されたやつだ^^;)」
と気づく私。
重ねて悲しくなってきた^^;
人生で初めて「英語できなくて悔しい」体験^^;
次男は日本で見たサイトでは11歳OKだったけど、ここのは12歳になってて、年齢がギリギリアウトってことで、早々にあきらめてもらってたんだけど…
いやー、参った。参った。
長男が必要以上に気落ちしてないか心配だったり、
自分もフツーにへこんだり。
いくらUberやGoogle翻訳で言葉の壁を乗り越えた気になっても、
こんなところで分厚い壁が出現するとは…みたいな?
海外旅行って…勉強になるなぁ…w
ちなみにはこれは射撃場の入り口付近にあった展示。
日本とドイツってこの位置で一緒に並べられてるくらいの認識かぁ~。
まあ、そうだよね~。そうだろうね~。
と、まぁ、ほんと、いろいろ考えさせられる場所でした。
というわけで、射撃できない、戦車も乗れないんじゃぁこれ以上の長居は無用w
ここで義理の母が
「私は植物園行きたい」
と言ったので、一行は 来るときのタクシードライバーが教えてくれたケアンズ・ボタニック・ガーデンへ。
そこでもご飯食べられるんじゃない?
と。
またもやUberでタクシーをちょちょいと。
これも結構すぐにきてくれて、ホントに便利。
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズ
広い敷地にあまり見かけない植物たち。
「オーストラリア」のイメージで行くと、乾燥した台地?エアーズロック的なイメージ?があったんだけど、
ケアンズは…東南アジア、熱帯地方に近いんだな~と、肌で感じられるスポットでした。
ゆっくり見るのもいいんだけど、おなかペコペコ。
目的が達成できず、メンタルも弱ってたので、とりあえずその辺のカフェでご飯食べよう、と。
…入ったつもりだったんだけど…
英語ばっかだけど、ランチのメニューの時間って書いてあるし、なんとか頑張って注文しようとみんなそれぞれメニューと格闘していたら…
またもや容赦ない英語が飛んできて…
正直この時は何と言われてるか分かんなかったんだけど、
この日は特別に午前中営業かなんかだったのかな?
(丁度祝日の頃だったから?)
店員さんのものすごく親しい人が訪ねてきてるらしく、久々に会った~みたいな抱擁シーンも見えたし、
多分、なんか、特別なタイミングだったんだと思うんだけど、
「Sorry」
言われながらメニューを取り上げられて…
「え?」
みたいな感じに^^;
もしかしたら、テイクアウトだけはできた気がするけど…
なんか、空気的に
「もう、こんな店いいわ」
となってね^^;
敷地内にもう一つ見えてたお食事マークのところへ。
そこに…女神がいらっしゃいました。
席でメニューを見ながらあーだこーだ言っていると、
関西弁の女性スタッフが声かけてくださって…
「日本人ですか?ここでは珍しいですね~」
みたいな感じで。
その方、ものすごく丁寧にメニューとドリンクの説明してくれました。
それで、思い思いに食べたいものを注文できて、この時の安心感ときたらw
私は彼女一押しのアボカドのバーガーみたいなやつ。
今回の旅でお世辞抜きに文句なく一番おいしい食事でした。
別のスタッフさんは
「(ポテト用にソース持ってきましょうか?)」
とか言ってくれたり。
「(たった4日しかいないのかい?ケアンズはこれから4か月がサイコーの時期なんだぜ)」
的な会話もしてくれたり。
ああ、よかった。
異国の地で傷ついた心wが癒されていきました。
で、ホテルへ戻りましょう、と。
この日最後のUberタクシー。
ピンポイントでちゃんと呼べてるか不安だったけど、すごい。ほんとに世の中すごいことになってるなぁ…と。
今回は、東洋系のドライバーさん。
日本語は通じず、寡黙な感じ。
でっかいプリウス…とはいえ、車いすと次男を押し込めたスペースが…かなり窮屈そう^^;
自分たちは(次男はともかく^^;)
「まあ、それでも大丈夫ですよ」
って思ってたんだけど、
ものすごく気になったらしく、途中で車を路肩に寄せて、もう一度積み直してくれたり、
次男に途中何度も
「Are you OK?」
言ってくれたり…
寡黙だけど、この人もいい人。
「ケアンズ、いいなぁ~」
と、この辺で「ケアンズ・ハイ」極まれり。
というわけで、少しのほろ苦さと、「アボカドバーがうまーい」の記憶を残して、一旦ホテルのロビーで解散。
押し込まれてた次男はさすがに疲れていたのか、このあと「ホテルでゆっくり」プラン選択。
長男と私は街をもうひと歩きしようか?
ということで…
(もう少し続く)
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