こんな方にお勧め
- 災害時のキャンピングカーの可能性について興味がある方
- 東日本大震災時の実体験に興味がある方(主に関東地方での話)
この記事を書いているのは
- これまで2台のキャンピングカーを乗り継いできた夫の妻
- キャンピングカーと過ごしているのは15年以上
- 東日本大震災時は神奈川県に住んでました
概要
ジャパンキャンピングカーショー2022に行ってきました。
-
参考ジャパンキャンピングカーショー2022レポ~Ducatoに惚れ直す~
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キャンピングカーの災害時の活用にについての提案も大きなブースでなされていました。
この記事では
- 会場で配布されていた「くるまの防災ハンドブック」(日本RV協会)を読んで考えたこと
- 2012年の東日本大震災時(当時神奈川県在住)の実際はどうだったか
- 非常時にキャンピングカーに準備しておくと良いもののリスト
について記載します。
キャンピングカーは災害時に優位か?
アンケートによると
「くるまの防災ハンドブック」(日本RV協会)によると、アンケートで
キャンピングカーは災害時に活躍すると思いますか
「キャンピングカーで防災を考える」アンケート結果(日本RV協会)
という問いに対し、97.5%の方が「はい」と回答しています。
回答数1298でこの数字はかなり大きいと思います。

私も条件付きで同意です。
条件とは
ズバリ、「備えあれば」ですね。
ぶっちゃけ、準備していないと、意外と身動き取れなかったりしがちです。
キャンピングカーは「レジャーのために」という感覚でつきあっている場合が多いと思います。
(我が家は「普段使いの車」としても使っていますが。)
なので、夏休暇とか冬休暇とかの「くるま旅」の前には「これでもか」というほど用意周到に準備するけど、普段はどう?
ってことです。
自戒をこめて。
我が家の東日本大震災
2012年の東日本大震災の時、我が家は神奈川県に住んでいました。
生まれて初めて地震が怖くて家を飛び出した記憶があります。
もちろんその時も我が家にはDucato(デュカト)ベースのキャブコンがおりまして、「キャンピングカーがあってよかったなぁ」は感じました。
自宅が使えなくなったわけでも、計画停電の範囲外だったため、電気が止まったわけでもないのですが。
だがしかし、
燃料があまり入っていなかった
のです。。。

前の週かいつかに、どこかにお出かけして、帰りに燃料入れてってもいいけど、「ま、いっか」で流したこと、
結構後悔しました。
記憶にある方はあると思いますが、当時ガソリンスタンドがすごい行列でした。
「4,5時間待ち当たり前」みたいな雰囲気。
あの時ほど燃料タンクローリー車が神に見えたことはありません。

キャンピングカーに限ったことではありませんが、車って燃料がないとどうしようもないな、と。
キャンピングカー、「備えるべき」が意外と多い説
我が家の場合は、
- 燃料(軽油)
- ジェネレータ(発電機)用燃料(レギュラーガソリン)
- プロパンガス
- バッテリー(メイン・サブ)
- 水
少なくともこの5種類は常にチェック・メンテしておかないと、いざという時には役に立たないと思います。
東日本大震災の想定だと、「原発がやばいかもしれない。今すぐ関東を脱出しないと!」となっても...すぐには動き出せなかったかな?
(私はビビりなので、あの時は当時5歳くらいだった長男を自転車に乗せて箱根あたりまで逃げようかと思ってました。(夫は出張中だった))
上にも書きましたが、「くるま旅」の前には「これでもか」というほど用意周到に準備しますけどね。
尊敬する猫好き物理学者寺田寅彦さんの名言
天災は忘れた頃にやってくる
寺田寅彦
はそのあたりのことを簡潔に表現してて、やっぱり好き。
最近は、南海トラフに富士山噴火、首都直下地震…で「忘れる」ことはないにしても、「心配しすぎて思考停止」ならともかく「結局なにもしない」に陥りそうになっちゃってますけど。
備えなければ!

脱線しそう。あぶない。
要するに、
重要
キャンピングカーを災害時に頼りにするならそれ相応の準備はしておこう!
マジで。ということです。
くるま旅から帰った後、トイレの処理を後回しにしてた時に災害が起きたら…とか、フツーにダメじゃんってなりそうです。
もしかして?リチウムイオンバッテリーの可能性
電化の進んだキャンピングカーなら、その辺の備えが楽だったりするのでしょうか。
ソーラーパワーとか。
今回のジャパンキャンピングカーショー2022でも「リチウムイオンバッテリー」がかなり推されてる熱を感じました。
さすがに走行までは無理でも、車内環境の充実にはすごく力を発揮しそう!
後日もう少し調べてみたいです。


キャンピングカーで被災地支援にも行きました。
実は東日本大震災の約1か月後、津波で甚大な被害を受けた地域に物資を届けに行きました。
ボランティアに参加とかしたわけではなく、被災した姑の親類に物資を届けるために。
故郷の惨状に非常に心を痛めていた姑。
とても行動力のある人なので、半ば我々は招集されて、「どうしても今!キャンピングカーなら行けるでしょ!」ということで。
キャンピングカーなので完全に自立して行動は可能でしたから、
- 滞在は必要最小限
- 宿泊は被災地域を避けて
を優先して、ミッションを果たしました。
この頃は今ほど「キャンピングカーと災害」は結び付けて認識されていなかったと思います。
でも、理には適っていました。
キャンピングカーだから行けた。
クルマに備えておくとよいものリスト
「くるまの防災ハンドブック」(日本RV協会)に挙げられていたものを
「今の我が家のキャンピングカーに用意してあるか」という視点でチェックします。
このリストは一般的な「クルマ」を意識して作られているようでした。
キャンピングカー(比較的収納にゆとりがあるキャブコン)だともう少し違ってくるかもしれません。
△だなぁと思う項目が多かったので、これを期に常時車載の品を再チェックしたいと思います。
LEDランタンなんか早速整備しておかないと困りそうですね。
下の方に「みどペン的必要なもの」として
- 生理用品
- 歯磨きセット
を追加してます。
どちらも我が家の「クルマ旅」準備をするとき忘れがちなもの上位です。
まとめ
- 「まさか!」の時を想定して準備を怠らなければキャンピングカーは災害時に有用
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