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ここは私(みどペン)が、「育て辛っ!」と思う息子たちや、「クセ強っ!」と思う夫と、なんとか明るく楽しく穏やかに過ごすことを目指してあれこれやってみたり、やらなかったりする様子を、書いてみたり、書かなかったりするブログです。お時間とお気持ちの許す限りお楽しみください。
ビギナーズラック?
↑この時の興奮も冷めきっていないのに、ある日届いた1通のハガキ。
はて???
映画の試写会のお知らせのようだが…
正直応募した記憶があいまい…^^;
「「試写会」というものに行きたい!」
という動機で行動していたので…手当たり次第だったという証明か^^;
まー、とにかく、
「ラッキーは受け入れる。」
だった。私w
市ヶ谷という怪しげでもない場所だし(多分。円山町との比較^^;)、
ホラーじゃないし、
ドキュメンタリー映画とあるけど、なんか、主人公の筋肉が綺麗そうだし、
チラシの色が好みだし。
というわけで、
『コール・ミー・ダンサー』という映画の試写会にお呼ばれしてきました。
ある程度…というか、結構ネタバレありますのでご注意を。
既に主人公を取り扱った映画が存在するということで、大筋は周知されてるという認識で書いていきます。
ちなみに『バレエ:未来への扉』は未見^^;
インドの青年がダンスに目覚めてダンサーになるという夢を叶えていく話。
基本的に前知識はあんまり入れない派なんだけど、この試写会はもう一人誘えるということで、そのためにもうちょっとだけ予習しました。
ダンス上手なインドの青年が18歳でバレエを見て、バレエに目覚め、遅咲きながらも最終的にはプロのダンサーになっていく、と。
先生がキーマンっぽい、と。
一応パトロンも存在したらしい、と。
家族は…なんだかんだで見守ってくれたらしい、と。
そんな感じかな?
フムフム。
以上を踏まえて、
「遅咲きのインド人ダンサーの話で、前向きな気持ちになれるらしいよ。」
というざっくりとした説明では…
ド平日の夜に誘いに乗ってくれる人はおらず^^;
結局一人で参加。
映画は…一人で見ても全然平気なので…問題なし。
いいんだもん。
『コール・ミー・ダンサー』感想
(↓詳しくない人が調べもせずに書いてるのでご注意を)
一応アメリカ映画なのかな?
ちゃんと見るまでインド映画だと思ってた^^;
「インド」で「ダンス」と言ったら「映画」でしょという短絡思考。
一応作中にも「ボリウッド映画」の話は出てきたし、
主人公の人生にも絡んで来そうになるんだけど…
分野として「違うんだな~」と気づいて、びっくりしたというか、感心したというか?
インド人の価値観は…あんまり分かんないんだけど、
ハリウッド映画だって昔は(?)「映画俳優」と「テレビ俳優」も結構分けられてたじゃん?
(私の古臭い知識ではジョージ・クルーニーがTVから映画に駆け上がっていく姿とか印象的だったんだけど)
まー、しかし、テレビでも映画でも一応「プロ」としてお金もらえるでしょう?
インドの場合はそもそも「プロダンサー」という分野がなさそうだった…(特にバレエは)
それなのにそんなに裕福な生まれではないにもかかわらず、主人公は「ダンサー」に魅入られちゃってた。
すなわち…お金問題がずっとつきまとう感じ。
それでも、主人公は
「ダンスが好き」
「ダンサーになりたい」
が純粋に本物すぎて、
それゆえの
「コール・ミー・ダンサー」
よ。
そういう「ダンスが好きなんだ!」って話をね、屈託なく、自然な感じで主人公マニーシュが語るシーンが所々に挿入されるの。
この人は…なんか、不思議と人を魅了するね~
私の知ってるインド映画のスター(ラジニカーントとかラージャマウリ作品だけだけど^^;)は、作品を通して段々と「好き」が強くなっていくんだけど、
マニーシュは…
最初から好きw
カッコいいんだよ。
見た目もいいのに中身も良さげ。
そりゃ映画になるわ~
イェフダ先生(ダンスの先生)も惚れるわ~
と。
苦労もたくさんあったろう。
でも、
苦労話する時も明るいんだよね。
なんなんだろう?
「THE 好青年」
に見えるのです。
それが演出なのか?って、疑いたくなっちゃうくらいに素敵だった。
途中で自身を扱った映画に出るか出ないか悩んだりして…
「ダンサーになる」
という想いとはちょっと違ったのかもしれないけど、
両親や家族の顔がちらついて、出演することに決めた所とか…
「ええ子や~」
と思った。
我が子にも爪の垢を煎じて飲ませたい…
あと、コロナ禍に見舞われた時も…
ちょっと選択に失敗したかな?と思った時も…
色々と不安に苛まれながらも…
絶望せずにダンスにだけはひたむきに頑張ってた…
なんだろなー?
困難に逆らわずにしなやかに対応して行く姿が…
見習いたい…
というか、
実は「共感」しちゃったんだよね^^;
「自分の夢も諦めないけど、みんなのことも考える」
みたいなところとか
「そうそう、あなたもそのスタンスで人生に立ち向かってるの?私も!」
みたいな感じ?
(いや、ここ、個人の感想を垂れ流すスペースと思ってるので、「お前ごときが」って思っても言わないで^^;)
泣いたシーンはイェフダ先生との別れのシーン。
イェフダ先生、途中までキャラが掴めなかったんだけど、多分ホントにマニーシュの成功を願ってくれてるんだろな~と。
マニーシュも慕ってる感じが伝わってきてね…
ああ、やっぱり爪の垢入手したい。
あと、サラッと挿入されるイェフダ先生の幼少期エピソード…興味深かったよ。(イェフダ先生はイスラエル系アメリカ人)
ダンスが好きな人達が一生懸命ダンスに取り組む話。
パトロンのおばちゃんとかも含めてね。
世界中で「ダンスやりたい」と思う人の日常がちょっと垣間見ることができるんだけど…
そういうのも新鮮で刺激を受けたなあ
ああ、あと、家族!
戦略的な考えとか見通しがあったのかどうかはわかんないんだけど、
結構みんな…というか、特におばーちゃん、
「好きなことをやりなさい」
って、言っちゃってた。
なかなか、言えないから!それ!w
すげー!
って思った。
結構…明るい家族なんだろうな~
お母さんもバレエシューズの修繕してあげたり
お父さんも…「ダメだ」って言ってなかった。
みんないい人じゃん。
だいたいこういう綺麗すぎる話は途中で嫌気が指す可能性もあるんだけど…
この作品は不思議とそれがなかった。
エンドロールで制作者含めてみんな踊りだすわけで…
結局見終わると「なんだかハッピー」効果w
ずるいw
インドという国…恐るべし…というか、やっぱり魅力的だわ~
マニーシュと、ライバルみたいなもう一人のインド人のバレエダンサーアーミルくんの今が気になる1本でした。
2024.11.29(金)から全国公開だそうです。
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