ご覧いただきありがとうございます
ここは私(みどペン)が、「育て辛っ!」と思う息子たちや、「クセ強っ!」と思う夫と、なんとか明るく楽しく穏やかに過ごすことを目指してあれこれやってみたり、やらなかったりする様子を、書いてみたり、書かなかったりするブログです。お時間とお気持ちの許す限りお楽しみください。
うちは結構良かったと思ってる(結果オーライ談でしかないけど^^;)
↑この記事の最後の方で「不登校で煮詰まってる親子のためにショートステイできる場を…」みたいな妄想を走らせたんだけど、
「なんでこんなこと思いついた??私いよいよ頭がおかしく…??」
と、後から考えてみたら…
長男の「通信制高校がこのスタイルに近かった」だったことに気づきました^^;
(なんだか知らんけどホッとした^^;何にもないところから湧いてくるには自分でも不自然さを感じたから^^;)
この春、長男は無事に高校卒業を迎えられたので(卒業証書まだ届いてないけど^^;)そのへん(=通信制高校について)を(気持ちの上で)軽く振り返りたいな~と。
そもそも、中学受験をして中高一貫校を目指すという方針だったので、
通信制高校については「存在は知ってるけど縁遠い」ところと思ってました。
何らかの事情で高校を卒業できなかった人が社会人になって何らかの事情で高卒資格を取りたくて通うところ?
くらいの。
多分、夜学?とかのイメージとごっちゃになってたと思います。
でも…長男が中2、中3…でいよいよ様子がおかしくなり…
「高校に一応進学はできます。でも…休みが続くと高校以降は留年になります。んで、この学校ではまだ留年を選んだ生徒はいません。」
って話を聞かされた時…
初めて、
「通信制高校?」「大検?」
を意識し始めたわけで…
長男には
「高校に進学したらこれこれこうらしいから、がんばりなよ。」
と言う一方で…
保険として通信制高校周辺の情報をひたすら集める…と。
長男は大検とかに向かって一人で計画立てて取り組める…って性質じゃないと思ってたから、とりあえずは通信制高校から。
個人的にはこの隠密行動みたいなのが最も苦手な分野^^;
結局隠しきれてなかったと思うけど^^;
後で夫に「諦めが早い」「長男が油断する」みたいなことをポロッと言われた気がするけど^^;
しょーがない、「いそっがねどん」の娘でもあるんだし^^;
→前回の記事参照。
「急っ蟹どん」=チョコチョコ動く蟹のように?落ち着き無く…基本憂い事を先延ばしにできない性格?…を表す鹿児島弁??
意外と「しっかり者」の称号を得られやすいと思うんだけどなぁ。
まー、しかし、いよいよドロップアウトするしかなくなったとして…
通信制高校という選択をなるべくポジティブに捉えたいわけじゃん?
なんだか、この世の地獄みたいに勝手に思い込んだら…嫌じゃん?
まずは知らなきゃ!と。
確か、そんな気持ちで調べてた。
石橋はバンバン叩いて歩きたいタイプ。
「あと◯日休んだら…」
「◯曜の1限目に遅刻したら…」
というやり取りを…当時の担任の先生と実際に私がしてるわけで
じわじわと現実味を帯びてXデーの接近を感じつつやってるわけで…
なかなかキツかった。
留年防止用スプレッドシートとか作って、関数組み込んで、何曜日をあと何回休めそう…とか
なかなか一度で起きない長男を起こした時刻を記録してみたり…
(長男がもっと生活リズム改善に意識を向けてくれるように具体的な数字を提示しようと思ってさ^^;)
当時「起立性調整障害と言えないこともない」みたいな話だったんだけど、
とにかく起きてガッコに行ってもらわないと、もう、どうにも、誰にも、助けることはできないのよー!
みたいな?
追い詰められる親子。
思い出すだけでも胃が痛い…
とにかく、そんな感じで調べた通信制高校。
電話連絡とか来るといやだな~とは思いつつ、資料一括請求サイトから可能性のありそうなところをピックして、ドーンと。
長男や夫の目にあんまり触れないように、届いた資料は素早く回収して目立たない場所に…
次男が…適応指導教室に通ってたりもしたから、そこに置いてあった分も持ち帰ったりしたかなぁ
まだその時点では
「こんなところ(←超失礼)にお世話にならないようにしなきゃ」
ではあった^^;
その時点で知り得たのは、
通信制高校と言えどもさまざまで…
1.公立と私立
2.広域性とそうじゃないやつ
3.サポート校と呼ばれるなんだかわからない立ち位置の学校(?)の存在
※詳しくて正確な情報はそれぞれ適切な場所でお調べください!!
あたりが…結構な重要ポイントだったかな?と。
以下、テキトーに印象を…
1.公立と私立
について。
これは…値段が圧倒的に違う。
公立:高くても5万くらい?
私立:我が家で検討したところはだいたい40万くらい~
ただ、公立は
・スクーリング日が決まっていて融通が効かなさそう
・レポートの形式が具体的にイメージできない(←調査不足ではあったと思うが…)
2.広域性とそうじゃないやつ
通信制高校には広域制と狭域制というのがあって…
狭域制のところは通える住所の範囲が狭いので、調べて気に入ったけどそもそも入学できないが発生する可能性がある。
広域のところも全部の学校が全国対応というわけではない。
とか?そのあたりがポイントになるかな?と。
狭域は公立が多いイメージ。
惚れ込む前に、所在地とかを確認!
※しつこいようですが、必要ある方、詳しくは各々で調べてください~。
3.サポート校?
ここは、一番私の理解は浅いのかも知れないけど、
通信制高校を卒業するために更に補助的に追加するオプションみたいなもの?
なので、サポート校だけにお金を払っても、高校卒業の資格は得られない、と。
おそらく、ホントに通信制高校での生活をサポートしてくれる系から、
大学受験へむけてのガチ勉強のサポートみたいなところやら、
eスポとかのサポート校もある…と。
基本Wスクールみたいなイメージなんじゃないのかな?
学費…それぞれかかるんだよ…^^;
怖い。
怖いよ。
こんなに心も痛めつけられているというのに、さらにいくら払えと??みたいな?
そもそも、長男、そんなにオプションみたいなのつけても
行くかどうか、取り組むかどうかなんてわからないんだから^^;
…というわけで、とりあえずサポート校的なところは後回し^^;
でね、
いよいよ長男がやばい…という「ちょっと前の段階」で2つの学校を実際に見学に行きました。
私はこの「ちょっと前の段階」で行けたのは良かったと思ってる。
家から出る気力がなくなったあとでは…切り替えが…どんどん難しくなりそうだったからね。
だから、この辺で夫に「はえーよ」って突っ込まれたわけだけども…
いや、でも、もう、ここは「母の勘」発動させてよって。
とはいえ、多分、もう、長男のメンタルはギリギリだったから^^;
「eスポ」を餌として^^;
気持ち持ち上げて、eスポの活動が盛んそうなところを選びましたよ。
見に行った学校は、eスポは関係なく高校としての基本的な部分に関して、どの学校も同じ感じだったんだけど、
とにかく、
「これで卒業できないってあんまり考えられないんじゃない?」
と思うくらい、あの手この手で卒業へのモチベーションというか、レポート提出やスクーリングへの現実可能そうな方法が提示されるわけです。
親も子も結構安心できる。
営業、うまい!
って話につきるんですが^^;
迷える不登校親子が通信制高校の話を気持ちよく聞いたっていいじゃないか!と。
でも、その見学を踏まえても、一応長男と私、当時通ってた学校をまだあきらめていたわけではありませんでした。
「どうしてもだめなときは、通信制高校に転校だって全然ありだったね」
を踏まえて…がんばろうや、と。
まー、しかし、通信制高校の見学に行ってたのが高1の5月GWの前後?
で、そのGWにほぼ事故みたいなこと(精神的に)も起きちゃって…長男ボロボロになっちゃって…
家出する!
っていってたもんなぁ…(遠い目…)
結局そこからまた1ヶ月くらい学校には行けないし…
いよいよ厳しい!
これは…
…
…
…
で、
「もう、無理だ」
ということになり…
よし!んじゃ!転校だ!通信制高校だ!
と。
状況は最悪だったけど…
これ、先に見学してた保険が効いた。
すごく効いたと思う。
学校変わるって決めてからがスムーズだったもん。
eスポコースのあるあの学校。
夫はeスポコースにだいぶ難色を示したけど…
その分は私、働いて出す!
で押し切ったな。
あの時の長男にはeスポコースが必要だったんだと…母の勘、信じて。
というわけで、
9月から週2回通学する体制に。
ま、私立の一貫校と学費あんま変わらない^^;
入学金を2回出した分…
ため息は出た…けども。
サポート校でeスポよりは…お得だったかな?
部活でeスポ…のほうがホントはもっとリーズナブルだったかもしれないけど^^;
ああ、でも、ここのeスポコースには
「レポートがきちんと期限までに提出されてないとeスポコースの講義に出席できません」
のルールをしいてくれてたから…
これはフツーに長男には効くだろ、とw
もう、その部分にお金出してるってことでもいいやー
くらいの感覚^^;
今回は、この学校のeスポじゃない部分にスポットを当てたかったんだけど…
なかなかうまくいかないな^^;
がんばって巻き返すぞ!w
さてさて、分かる人には分かっちゃうかも知れないけど、長男が選んだ通信制高校、
基本の講義はネットで。
レポートもネットで。
小テストみたいなのもあったのかな?
最初だけ気にしてたけど、なんだか受講も提出も上手くいってそうだったから、結構その後はほぼ私からは何も管理せず。
月に一回
「今月のレポート出した?」
くらいで^^;
一応結果も見たりしたけど…そんなに点数的にも問題ありそうじゃなかった。むしろ高得点の連続。
んで、スクーリングが年に4日くらい。
これは宿泊形式で、しかも、温泉宿に滞在…という。
そう、ここが書きたかったのよ!
結構フツーに温泉宿で、毎回泊まるお宿は変わったりするんだけど…
ちょっとうらやましいレベルのところもあった。
そりゃ、スクーリングで集まって、見知らぬ同士がいきなりワイワイ…なんてことはありえなかったみたいだけど^^;
気分転換にはなってたっぽいんだよね。
うち、お泊り旅行はほぼキャンピングカーだったから、フツーに旅館ってだけでも…上がるテンションもあったろう?
毎回一人二人はかるーく友達…というか会話できる人が増えてたりね。
説明会で聞くイメージと、勢いはだいぶ違うんだけど、まるっきり嘘ではなかったっぽいよ?
毎回旅館の売店でお土産買ってきてくれたし。
個人の事情で指定された日程に都合がつかない場合は、別日を組み直すことも認められてたり、
なんなら保護者がついて行くことも認められてたり…
「いろんな状況の生徒に対応するぞ!」という心意気は感じられたんだよね。
いろんなところで「合理的」な感じ。
こういうの…助かる人結構いるんじゃないかなぁ、と。
そう、完全に、単純に、私の前回の記事の妄想はここから来てる^^;
こういうの、小学校、中学校にもあってもいいんじゃないかな?
んで、できれば公費でぷりーずしたいなぁ^^;
在籍校と連携して…行き来を認めるとかさ?
次男の行ってた区がやってる適応指導教室がそんな感じになってて、
在籍校と適応指導教室のどっちに登校してもいいよ~
どっちに投稿しても在籍校の出席日数になるよ~
みたいな。
…と、また、理由のわからない妄想の世界に突入しそうなので、
ここからは、
長男に聞いた通信制高校の感想
「長男に聞いた通信制高校の感想」
・進学校から転校した身としては、レポートはそんなに大変じゃなかった。
・青春はない。皆無。
・eスポはあの時の自分には必要だった。
(→結局2年前半までしか在籍せず。あれ?2年の後半も学費払ったかな?とにかく最後は通わなくなったんだよね^^;)
・スクーリングはそれなりに気分転換にはなった。
だそうな。
あと、
長男の見立てでは、
「自分のような出自の生徒は実際にレポートをやってみて、
「うわー、コレだけじゃ大学受験はやばいだろ…」と思って自分で勉強をしっかりやる方に走る人と、
そうじゃない人に分かれると思う。」
と。
「自分は後者寄りだった」
と^^;
「それでも…なんとか一般受験でがんばったから…ま、良かったでしょ。」
と。
そんなことを言ってたな。
母親としての感想
転校してからは…卒業に関してはあんまり不安になることもなくこぎつけたので…それはよかった。
とても良かった。
大学受験の勉強は…高校とはあんまり関係ない話かな?
高校が準備してくれる講座もあるみたいだったけど、我が家は結局最後まで独自路線で大学入試を突破しちゃったなと言う感じ。
好きに使える時間がたくさんになるから…もっとフツーに大学を目指す人なら自宅浪人生と似た感じになるかな?
というか、私ならコレ幸いって、もっと自分勝手に大学受験対策しただろうな~とは思った^^;
そこは「もったいない」気はしたけども…
今更そのへんはどうでもいいや^^;
期待したことは叶えてもらえたし、良かったと感謝しかないくらいの話。
費用的にも…結局最初の高校に納めてた分と同じくらいか…途中でeスポを外した分は負担が軽くなったわけだし。
そんなこんなで、
「概ね満足」
ということで。
多分、おんなじ感じで悩んでる人がいたら
「結構良かったよ~」
って言っちゃうと思う。
おまけ?
長男、通信制高校の卒業式はガン無視でした^^;
というか、私も忘れてて、みんなでスキー行ってた時が卒業式だった^^;
そのくらい正直学校への帰属意識は「うちの場合は」育たなかった^^;
(でも、ありがたいシステムだとはホントに思ってる。)
その代わり、長男、転校前の在籍校の卒業式後の時間を狙って顔出しに行ってました。
ちゃんと当時の担任とメールやり取りして許可もらって。
(一応、中学は卒業してるので「(中学)卒業生」という立場で訪問できるという理屈。)
繋がり続けてた友達とも連絡とって。(←結局eスポ…というかゲームでつながってるわけですよ)
その日に合わせてスーツも作りに行って(本来は大学の入学式に間に合えばよかったんだけど)。
「楽しみ~」
って言ってたよ。
多分、「自分も大学受かったよ」をね、報告したかったんだと思う。
そこはもう純粋に嬉しさだったんじゃないかな?
私も嬉しかったし、当時お世話になりまくってたスクールカウンセラーさんとかに報告したい気持ちだったもん。
辞めた高校に足を踏み入れるなんて…
「そんなん…アリなんだ?」
と思う自分と
「ま…、アリだろうな。」
と思う自分と。
だって、長男が「行く」って言ってるわけだし、行き先の人たちも「おいで」って言ってるんだし?
多少奇妙な感じはするけど…
止める道理がないw
(や、何年か前に「退学した生徒が卒業式に登校してて困惑…」みたいな動画見たことあったし^^;)
「学校には行かないけど、友達とは繋がり続けている」
という長男の謎特性みたいなやつ。
ただそれが今回も発揮されたってことみたい。
お友達もそうだけど、当時他にもお世話になった歴代の担任の先生とかにも挨拶できたみたいで、
長男の進学決定をみんな喜んでくれたみたい。
帰ってきた時すげースッキリした顔してたの。
「気持ちが、落ち着いた~!」
って。
長男のあんな顔、久々に見たよ。
そんなん…私もスッキリするわ!!
今書いててもまた泣きそうになっちゃう。
思ってた卒業式とぜんぜん違うけど(…というか、たどり着けてなかったけど)
「気持ちにけじめを付けるのが卒業式」
っていうなら、
「これぞまさしく」
でしかなかった。
あー、でも、
「行けるなら前の学校に通い続けたかったよ」
って結局言ってたな^^;
まー、そりゃそうだろうけど、
Life goes on!よ。
そろそろ朝ちゃんと起きる生活に戻さないと、ここまで盛り上がった夢の大学生活がいきなりやばいことなるの…もう私は嫌だよ。
とりあえず履修届ミスるな!!
というわけで、そろそろ気を引き締めて~!
↓最初の高校を辞める前後の辛かった頃の話
だいぶ苦しかったけど「結局こんな感じになったよ」と当時の私に報告も兼ねて。
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